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こんにちは、ジライヤです。わたしのブログに来ていただき、ありがとうございます。

ゲーム中にラグがひどい。相手の動きがカクつく。ボイスチャットが途切れる。
こんな症状に心当たりがあるなら、それは“パケットロス”が原因かもしれません。
記事でわかること
・パケットロスが何かわかる
・パケットロスの測定方法がわかる
・パケットロスの主な原因がわかる
・パケットロスの今すぐできる改善策がわかる
読み終えるころには、「ネットの不調」の正体が見え、快適なプレイ環境へ一歩近づけているはずです。
パケットロスとは?ネットの“応答ムラ”を指す言葉

パケットロスとは、データ通信中に送信した情報(パケット)が、途中で失われてしまう現象です。
インターネットで動画を見たり、ゲームをしたり、ウェブサイトを開いたりするとき、私たちの端末(スマホやPC)とサーバーのあいだでは、情報が「パケット」という小さなかたまりになって行き来しています。
このパケットは、言ってみれば「手紙」のようなものです。大きなデータはそのままでは送れないので小さな封筒(パケット)に分けてネット回線という郵便網を通じて相手に届くようになっています。
パケットロスは、つまり途中で何らかの理由により、この封筒(パケット)が届かなくなることです。まるで郵便物が迷子になったり、配達中に失くされたりするのと同じです。
たとえば、オンラインゲーム中にキャラが急にワープしたり、FPSで弾を撃ったのに当たってない判定になったり、Zoomで相手の声がプツッと途切れたりすることがある。
これが「パケットが途中で消えた=情報が届かなかった」ことによって起こる症状です。
合わせてジッターやPing値も通信速度やラグの重要な視聴です。こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ見て行ってください。
なぜ起こる?パケットロスの主な原因5つ
① Wi-Fiの干渉や距離
→ 他の家電・壁越し・マンションなど障害物が多いとロスが発生しやすい
② 回線の混雑・帯域制限
→ 夜間の混雑時や低速モードでは、パケットの一部が破棄されることがある
③ ルーターの性能不足・古さ
→ 処理速度の限界や熱暴走で、正しく中継できずにデータが落ちる
④ LANケーブルの規格ミスマッチ
→ 古いCAT5ケーブルなどは、高速通信に耐えられない場合がある
⑤ PCやゲーム機の設定・老朽化
→ ドライバやOSが最新でなかったり、ネットワークアダプタの性能が劣っていると不安定に
パケットロス率の測定方法【3分でできる】

測定方法【無料】Windowsの場合
無料でできる方法として「コマンドプロンプト」があります。初期診断ツールとしては役立ちます。
精密な調査には不向きなのでご了承ください。
ステップ①:コマンドプロンプトを起動する
- 画面左下の「スタートメニュー」をクリック
- 検索ボックスに「cmd」と入力
- 出てきた「コマンドプロンプト」をクリックして開く
ステップ②:pingコマンドを使ってパケットロスを測定する
下記のように入力して【Enter】キーを押します。このまま貼り付けすると簡単です。
ping www.google.com -n 10
例として安定しているグーグルを選びました。
ステップ③:結果を確認する
実行後、表示される結果の最後に次のような項目が出てきます
パケット数: 送信 = 10, 受信 = 10, 喪失 = 0 (0% の損失)
「喪失(損失)」の割合がパケットロス率です。
たとえば 喪失 = 2 (20% の損失)
なら、パケットロス率は20%ということになります。
快適プレイの目安
ジャンル | 許容パケットロス率の目安 |
---|---|
FPS/格ゲー | 0〜1% |
MOBA/MMORPG | 0〜3% |
ビデオ会議・配信 | 0〜5% |
ロス率が6%以上続くと「目に見える不調」が出やすいとされています。
Wi-Fiと有線、どっちがロスに強い?

有線LANの方が圧倒的に安定します。
Wi-Fiは「見えない道路」のようなもので、電波の干渉や壁・家具によって道がガタガタになりやすいのです。
一方、有線は物理的なケーブルでデータを直送するため、ロスのリスクは大きく下がります。
家庭用ならCAT6またはCAT6Aで十分:コスパと性能のバランスがよく、1Gbps回線にも対応。
将来性を考えるならCAT6A~CAT7:回線アップグレードやIPv6接続環境に備えられる。
詳しくはルーターだけじゃない!通信速度を左右する意外な盲点 LANケーブル選びが『家庭のネット遅延』を救うカギで解説しています。
規格名 | 最大通信速度 | 周波数帯域(MHz) | 最大伝送距離(理論値) | 特徴・用途例 | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|
CAT5 | 100Mbps | 100MHz | 100m | 現在はほぼ使われない。古い家庭やオフィスで稀に残存。 | |
CAT5e | 1Gbps | 100MHz | 100m | 低コスト。家庭用で広く使われていたが、今後は非推奨傾向。 | |
CAT6 | 1Gbps(最大10Gbps) | 250MHz | 55m(10Gbps時) | ノイズ耐性が強く、一般家庭にも最適。現在の主流。 | 詳細を見る |
CAT6A | 10Gbps | 500MHz | 100m | オーバースペック気味だが、安定性重視に最適。 | 詳細を見る |
CAT7 | 10Gbps | 600MHz | 100m | ノイズ対策がさらに強化。高価格・高性能。 | 詳細を見る |
CAT8 | 25Gbps~40Gbps | 2000MHz | 30m | データセンターや業務用。一般家庭では過剰スペック。 |
QoS設定でパケットロスを防げる?

ルーターに搭載されているQoS(Quality of Service)機能を使えば、
「ゲーム通信を最優先にする」「動画は後回しにする」など通信の優先順位が決められます。簡単に言えば、大事な通信を渋滞に巻き込ませないように道を空けてくれる交通整理係のようなものです。
- 例えばこんな状況で役立ちます
- あなたがオンラインゲームをしている
子供が動画を見ている
妻がビデオ会議をしている
こういった場合、すべての通信が平等に扱われると重要なデータ(ゲームや会議)も遅延することがあります。
QoSで通信優先度の設定すれば、たとえネットが混雑していても遅延に弱い通信(ゲームやビデオ会議など)はスムーズに動くというわけです。
QoSを活用することで、同時利用時のロスやラグの発生を軽減できます。
QoSの設定はルーター次第
- 対応ルーターが必要(スペック欄に記載あり)
- 「QoS機能あり」「トラフィック優先制御対応」「ゲーム通信優先設定可」などが目印
- メーカーや機種によっては「アプリで簡単設定できる」ものもあります
- メーカーや機種によっては「アプリで簡単設定できる」ものもあります
ただしルーターによって設定画面の場所や方法は異なるため、説明書やメーカーサイトを参考にしてください。
対処法まとめ まずはこれを試して!
- ルーターを再起動(熱対策にもなる)
- 5GHz帯Wi-Fiへ切り替え or 中継器の導入
- QoS設定でゲームを優先設定
- 有線LANへ切り替える(LANケーブルをアップグレード)
- IPv6 + IPoE回線を選ぶ(回線自体を見直す)
IPv6については初心者向けにやさしく解説!IPv6のメリットとデメリットとは?動画やゲームも快適にで詳しく説明しているのでぜひ見て行って下さい。
まとめ パケットロスを減らせば、快適なゲーム体験に一歩近づける

パケットロスは“目に見えないネットの穴”。
見落とされがちですが、ゲーマーにとっては快適なプレイを左右する大きな要因です。
今の回線環境にモヤモヤしている方は、今回の方法を一つずつ試してみてください。
ほんの少しの改善で、ゲームの勝率も気持ちも大きく変わりますよ!
さいごまでありがとうござました。