ルーターだけじゃない!通信速度を左右する意外な盲点  LANケーブル選びが『家庭のネット遅延』を救うカギ

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ルーターだけじゃない!通信速度を左右する意外な盲点  LANケーブル選びが『家庭のネット遅延』を救うカギ
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こんにちは、ジライヤです。わたしのブログに来ていただき、ありがとうございます。

「回線を変えたのに速くならない…」「ルーターを最新にしたのにラグがある…」

こんな悩み、ありませんか?

実はその原因、“LANケーブル”にあるかもしれません。

ケーブルなんてどれも同じだとう思っている人が多いですが、それは大きな誤解です。

LANケーブルの規格や劣化具合によっては、最新のルーターや高速回線の実力をまったく引き出せていないこともあります。

この記事では、ネット環境を見直したい方や、通信速度に不満を感じている方に向けて、LANケーブルの重要性と選び方をわかりやすく解説します。

「ルーターを買い替える前に、1本のケーブルを見直してみてください。」

ネットが遅い…原因はLANケーブルかもしれません

回線やルーターを変えても速くならない理由とは?

「回線は光だし、ルーターも新しい。それなのに動画が止まる、ゲームがラグい…」そんな時、見落とされがちなのがLANケーブルの存在です。

LANケーブルは、ルーターとパソコン(あるいはONU)を物理的につなぐ“血管”のようなもの。どれだけ良いルーターでも、古いケーブルを使っていれば、その性能は制限されてしまいます。

意外と盲点!LANケーブルがボトルネックになる仕組み

LANケーブルには「カテゴリ(Cat)」と呼ばれる規格があります。これは通信速度と帯域に直結する性能を示すもので、古い規格のケーブル(例:Cat5やCat5e)では、最新の回線やWi-Fi6対応ルーターの実力を活かしきれません。

たとえばWi-Fi6では最大9.6Gbpsの通信が可能とされていますが、Cat5eは最大1Gbpsまでしか対応していません。この“細いパイプ”が、全体の流れを止めているわけです。

初心者必見!5分でわかるネット回線の通信速度と快適ラインの見極め方で通信速度について解説しています。もっと知りたい方は見て行ってください。

LANケーブルの規格とは?Cat5・Cat6・Cat7の違いを解説

通信速度と安定性を決める“ケーブル規格”の正体

LANケーブルのカテゴリは、通信速度と周波数に応じて分類されています。

カテゴリ最大通信速度周波数帯域特徴
Cat5100Mbps100MHz旧式、現在は推奨されない
Cat5e1Gbps100MHz最低限の基準、一般的に多い
Cat61Gbps250MHz安定性が向上し、ノイズに強い
Cat6a10Gbps500MHzWi-Fi6との相性抜群
Cat710Gbps600MHz以上高遮蔽、業務用向け

家庭用ならどの規格を選べばいい?おすすめ基準を解説

家庭で使うなら「Cat6a」がひとつの基準になります。価格と性能のバランスがよく、Wi-Fi6ルーターとも相性抜群。動画配信やオンラインゲーム、リモートワークなど複数台の端末がある環境でも安定した通信が可能です。

Wi-Fi6対応ルーターにおすすめの規格はCat6a以上

Wi-Fi6の高速通信に対応するためには、LANケーブル側も10Gbpsの通信に耐えられる必要があります。その点で「Cat6a以上」が理想。Cat7はさらに性能が高いですが、端子形状の違い(GG45など)や価格面で家庭用にはオーバースペックなことも。

Wi-Fi6についてはWi-Fi6とは?家族みんなが快適になる新世代ネット環境 仕組み・メリット・おすすめルーター解説で詳しく説明しているので、ぜひ見て行ってください。

古いLANケーブルの見分け方と確認方法

ケーブルに印字がないときの規格チェック方法

LANケーブルの外装には多くの場合、「Cat6」や「Cat5e」といった印字があります。しかし、長年使っていると文字が消えてしまっていることも。

その場合は、以下の方法でおおよその見分けが可能です。あくまでも推測になります。

  • ケーブルの太さ(Cat6以降は太め)
  • 被覆の材質(古いものは柔らかく、破れやすい)
  • コネクタの形状(Cat7などは特殊な場合も)

また、ネットワークアダプタのリンク速度を確認することで、ケーブルの性能を推測することもできます。

通信速度の変化で“古さ”を見抜くポイント

速度テストを行ってみて、明らかに1Gbps未満しか出ない、動画が途中で止まる、ファイルのダウンロードに異常に時間がかかるなどの現象がある場合、LANケーブルの規格不足や劣化が疑われます。

【保存版】ネット回線の測定方法まとめ Ping値・ジッター・パケットロスを無料ツールでチェック!で詳しく解説しているので、ぜひ見て行ってください。

劣化したLANケーブルを使い続けるとどうなる?

劣化したLANケーブルは、内部の銅線が腐食していたり、ノイズを遮断するシールドが破損していたりします。その結果、通信が途切れたり、速度が不安定になったりといったトラブルの原因になります。安価で交換できる部品だからこそ、定期的な見直しが重要です。

LANケーブルを変えたら速度がどれくらい変わる?

実際の速度比較テスト

複数の規格のLANケーブルを使ってスピードテストを行うと、以下のような差が出ることがあります

ケーブル規格ダウンロード速度(例)アップロード速度(例)
Cat5e約300Mbps約150Mbps
Cat6約600Mbps約500Mbps
Cat6a約900Mbps約800Mbps

※使用環境・回線品質・PC性能により変動あり

安定性・遅延への影響

規格が上がるごとにノイズ耐性や電波干渉への強さが増すため、通信の安定性も向上します。これにより動画の再生やZoom通話でのカクつきが減少し、体感的にも快適さが増します。

LANケーブルの選び方【長さ・形状・用途別】

長さに注意!長すぎると遅くなる?

ケーブルが長すぎると電気信号が減衰し、速度や安定性が落ちることも。家庭用では「〜5m以内」が理想的です。

イメージとしてはホースです。長いホースだと水の勢いが弱い。これがLANケーブルでも言えます。

形状の違い|フラットケーブルとラウンドケーブル

  • フラットケーブル:取り回ししやすく、家具の下に通しやすい。
  • ラウンドケーブル:シールドが厚く、ノイズ耐性が高く信号品質が安定。

使用環境に応じて選ぶのがポイントです。

用途別おすすめケーブル

  • テレビ・ゲーム用:Cat6a ラウンドタイプ
  • 壁沿い・カーペット下:Cat6 フラットタイプ
  • ハイエンド用途:Cat7 (10Gbps以上)

おすすめLANケーブル3選【家庭用・コスパ重視】

商品名エレコム
LD-GPAT
サンワサプライ
フラットLAN
サンワサプライ
Cat7
カテゴリ Cat6A Cat6ACat7
タイプラウンドフラットフラット
特徴コスパ配線しやすい薄型高遮蔽・ノイズ耐性
おすすめ用途一般家庭全般ドア下・壁沿い配線ゲーム、配信、ハイエンド用途
タイトル詳細を見る詳細を見る詳細を見る

Wi-Fi6でもLANケーブルは必要?使用年数と通信性能の関係

Wi-Fi6は無線通信の新規格ですが、有線接続でルーターとモデム、またはルーターとゲーム機・PCをつなぐ際はLANケーブルが必要です。Wi-Fi6ルーターの性能を引き出すには、Cat6a以上の規格であることが理想です。

また、LANケーブルの使用年数が5年以上経っている場合、見た目に異常がなくても内部劣化が進んでいることがあります。速度低下や接続不良の原因となるため、3〜5年ごとの交換を目安にするのが望ましいです。

まとめ|1本のケーブルがネット環境を変える

「回線やルーターを見直したのに、なぜか速度が出ない」──その原因、LANケーブルかもしれません。

通信のボトルネックは、意外と見落とされがちな“配線”に潜んでいます。たった1本のケーブルが、家族全員のストレスの原因になっているかもしれないのです。

今回ご紹介したように、Cat6a以上のLANケーブルは、Wi-Fi6ルーターや高速回線の性能をしっかり支える“縁の下の力持ち”。さらに、使用年数や劣化のチェックも、ネット環境を見直す上で欠かせない視点です。

小さな部品ひとつの見直しが、動画の止まりをなくし、ゲームのラグを減らし、リモートワークの生産性を高める第一歩になります。

「ネットが遅い…」と悩む前に、まずは“ケーブル”から。今すぐできる改善で、家庭のネット環境が変わります。

さいごまでありがとうございました。

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